床の下地 OAフロアと置き床

今回は「床の下地」についてお話しします。

オフィスの床の下には、パソコンや電話の配線を通すためのすき間があることが多いです。このすき間をつくる床を「OAフロア」といいます。

今回は、OAフロアのしくみと、似ている「置き床」との違い、計画のときのポイントを解説していきます。


【OAフロアのしくみ】

OAフロアは、コンクリートの床の上にパネルを並べて、床を少し高くしたものです。

コンクリートとパネルの間に、電源やLANのケーブルを通すことで、床の上に配線が出ず、すっきりとしたオフィスになります。

パネルの上には、タイルカーペットを張るのが一般的です。タイルカーペットは一枚ずつはがせるので、床下の配線をさわるときにも便利です。

【高さと段差・スロープ】

OAフロアの高さは、50〜100mmくらいがよく使われます(※目安です)。配線の量が多いほど、高さが必要になります。

ただ、OAフロアを敷いた部分と、敷いていない部分の間には段差ができます。

  • 廊下やエレベーターホールとの境目に、スロープをつける
  • ドアの下のすき間や、ドアの高さが足りるか確認する
  • 床が上がるぶん、天井までの高さが低くなることも考えておく

入口まわりの段差は、つまずきの原因にもなるので注意が必要です。

【置き床との違い】

「置き床(おきゆか)」は、高さを調整できる脚の上に、床の板を載せてつくる床です。

  • OAフロア:オフィスの配線用。パネルを外して、床下をさわりやすい
  • 置き床:高さを細かく調整しやすい。床下に水まわりの配管を通すときや、段差をなくすときに

同じように床を上げる方法でも、目的に合わせて使い分けます。

【床コンセントの位置】

OAフロアでは、デスクの位置に合わせて、床にコンセントの差込口(床コンセント)を設けます。

デスクの下や会議テーブルの足元など、使う場所の近くに配置すると、ケーブルが通路をまたがずにすみます。

床コンセントは、つまずかないよう、床と平らに納まるタイプを使います。

【レイアウト変更のしやすさ】

OAフロアは、パネルを外して配線を引き直せるので、席の配置を変えるときにも対応しやすいのが特長です。

人が増えたり、部署が変わったりすることも考えて、少し余裕を持った配線の計画にしておくと安心です。

【まとめ】

OAフロアは、配線を床下に通して、すっきりしたオフィスをつくるための床です。段差やスロープ、床コンセントの位置、置き床との使い分けを、計画の段階で考えておきましょう。

DYELINE では、OAフロアや置き床を含めたオフィスの内装設計・施工をお手伝いしています。


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