クリニックの内装で気をつけること

今回は「クリニックの内装」についてお話しします。

クリニックの内装は、患者さんが安心して過ごせることと、スタッフが働きやすいことの両方が大切です。

また、医療機器の設備や開設の手続きなど、ほかの業種にはない注意点もあります。今回は、クリニックの内装で気をつけたいポイントを解説していきます。


【動線を考える】

受付・待合室・診察室・処置室などの配置は、患者さんとスタッフの動き(動線)を考えて決めます。

  • 受付から待合室全体が見渡せるようにする
  • 患者さんの通る道と、スタッフの通る道を分ける
  • 車いすやベビーカーでも通りやすい通路の幅をとる

スタッフ専用の通路があると、診察室どうしの行き来がしやすく、患者さんの前を何度も通らずにすみます。

【プライバシーと音】

診察室の会話が待合室に聞こえないよう、壁を天井裏まで伸ばしたり、すき間をなくしたりして、音への配慮をします。

受付でも、名前や症状を話す場面があるので、待合のいすとの距離や向きを工夫します。待合室に音楽を流すのも、会話を聞こえにくくする方法のひとつです。

【掃除しやすい床・壁】

クリニックでは、清潔に保てることがとても大切です。

  • 床は、継ぎ目が少なく、水や薬品に強い長尺シートなど
  • 壁は、汚れをふき取りやすい、抗菌・抗ウイルスのクロスなど
  • 床と壁の境目は、ほこりがたまりにくい納まりにする

あたたかい雰囲気と、掃除のしやすさのバランスを考えて選びます。

【医療機器の電源と給排水】

レントゲンなどの医療機器は、専用の電源や、大きな電気の容量が必要になることがあります。

また、診察室や処置室の手洗い、器具の洗浄など、水まわりの数も多くなります。

  • 機器ごとの電源と、コンセントの位置
  • 手洗いやシンクの給排水のルート
  • レントゲン室の防護(放射線をさえぎる壁やドア)

機器のメーカーと早めに打ち合わせて、図面に反映しておきましょう。

【保健所などへの届出】

クリニック(診療所)を開くときは、医療法に基づいて、保健所へ「診療所開設届」などを出す必要があります。

レントゲンを置く場合は、そのための届出も必要です。届出の内容と実際のつくりが合っていないと、手直しが必要になることもあるので、工事の前に図面を持って保健所へ事前相談しておくと安心です。

【まとめ】

クリニックの内装では、動線、プライバシーと音、掃除のしやすさ、医療機器の設備、届出まで、早い段階から一緒に考えることが大切です。

DYELINE では、クリニックの内装設計・施工を、医療機器や届出の打合せも含めてお手伝いしています。


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