
今回は「テナントビルでの工事のルール」についてお話しします。
ショッピングモールや駅ビル、オフィスビルの中でお店をつくるとき、工事は自由な時間にできるわけではありません。
ほかのお店が営業していたり、オフィスで人が働いていたりするため、ビルごとに工事のルールが決められています。今回は、その主なルールと、工事を進めるうえでのポイントを解説していきます。
【工事ができる時間】
商業施設では、営業中のお客様の迷惑にならないよう、工事は閉店後の夜間に限られていることが多いです。
- 夜間のみ(例:22時〜翌朝6時)
- 音やにおいの出る作業は夜間のみ、静かな作業は日中も可
- 休日は工事不可
など、ビルによって決まりはさまざまです。夜間しか作業ができないと工期が長くなり、費用にも影響するため、事前の確認が欠かせません。
【工事の申請と届出】
工事を始める前に、ビルの管理会社や防災センターへ、さまざまな申請や届出が必要です。
- 工事の申請(工事の内容、期間、業者の一覧)
- 毎日の作業届(作業する人数、時間、内容)
- 火を使う作業や、溶接などの届出
- 搬入・搬出の届出、エレベーターの使用予約
提出の締切がビルごとに決まっているので、スケジュールに組み込んでおくことが大切です。
【搬入と養生】
材料や什器の搬入は、ビルの荷さばき場や、決められた搬入用エレベーターを使います。
共用部の廊下や床、エレベーターの中は、傷がつかないように「養生(ようじょう)」をしてから作業します。
養生とは、床や壁をシートや板で保護することです。毎日の作業が終わったら、養生を片付けて、共用部を元どおりにしておく必要があります。
【音・振動・においの出る作業】
穴あけや解体など大きな音の出る作業や、塗装や接着剤などにおいの出る作業は、時間が決められていることが多いです。
となりのお店やオフィスへの配慮として、作業の時間帯や、換気の方法も事前に打ち合わせておきます。
【まとめ】
テナントビルの工事では、工事時間、申請、搬入、養生、音やにおいの作業など、ビルごとのルールを守りながら進める必要があります。
こうしたルールは、工期や費用にも大きく影響します。
DYELINE では、ビル側との打合せや申請も含めてお手伝いしています。物件を決める前のご相談もお気軽にどうぞ。
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