この度仮始動いたしました、DYELINE(ダイライン)です。
記念すべきブログ第一回目のテーマは「名前とロゴマーク」です。
ロゴデザインは、企業やブランド、商品をイメージ付ける重要な施策の一つです。良いロゴデザインとは何なのか?簡潔かつ印象的で、テーマを一目でわかりやすく伝えるデザインとは、どんなものが良いか?4コマでもテーマにした通り、このロゴマークを決めるまで色々なアイデアやテーマ、デザインの紆余曲折がありました。
それをお伝えするために、まずはDYELINEの名前の由来から始めていきます。
【DYELINEという名前の由来】
“タイトル”や“命名”をすることは、誰しも頭を悩ませるものだと思います。
人生の大きな転機である起業、その組織名。短くとも数年、もしくは一生付き合っていく、自分を表し共に育っていく名前です。DYELINEという名前に決まるまでも、色々な案や言葉を出しては調べ、悩んでと試行錯誤を繰り返しましたが、全てにおいて重要視したのは以下の3点でした。
- 口に出しやすい発音、印象が残る語感とすること
- 起業名が被らないこと
- 理念や事業内容に付随する意味を持つこと
起業した未来を思い浮かべ、ふと思いついた言葉を検索した時。DYELINE(ダイライン)という言葉が、偶然にもこの3点を満たしていました。
Dyelineとは、英語で”青写真”を意味します。
建築業界では青図とも呼ばれ、元の図面を青焼機という特殊な複写機で複製する技法の一つです。そして図面=完成予想図という意味合いも持ち、「青写真を描く」ということわざには「未来の構想を描く」という意味があります。
一般的に認知される名前ではブループリントとも呼ばれますが、こちらに関してはやはり皆さんも近い願いを込めるのか、多く社名に使われているようでした。
そんな中、同じ社名もヒットせず運良くピタリと条件にはまったこの言葉は、記念すべき第一歩となりました。
またDyeは染めるという意味も持ち、日本の伝統文化である藍染、ジャパン・ブルーとも呼ばれる藍色を、イメージカラーに決定しました。
【企業理念を落とし込む】
社名は決まり、次は会社のテーマとなる企業理念です。
事業の主軸である設計業務。そこからどんな事業の発展と貢献をしていきたいか?と考えた時、今まで経験を積んできたブランド内装設計から少し踏み出した事を、当たり前のデザインでなく、より自由な発想と提案をしていきたいという思いがありました。
まずは一本の線を引くことから始まる設計は、そこから様々なデザインや用途、アイデアから可能性に変化していきます。
それを簡潔に伝える言葉、有名な企業のように印象に残るキャッチコピーを考えたい、となり、
“Explore the Line. = 一筋の線から探求する”
という一文が生まれました。
【ロゴマークと起業について】
さて。前置きが長くなりましたが、これら諸々の思いと要素を落とし込んだデザインが、この三角形のロゴとなります。
イメージカラーの藍色をベースに、右肩上がりを意識した三角形には、Dye(染める)Line(線)の”D”と”L”の形状をベースにしながら考え、
線を引く“ペン先”とそれに続く“扉”をモチーフとして描いています。そこに黄金比を随所に取り入れた作りになっています。
我々が描いたその先に素敵な空間と世界が待っていますようにという願いを込めて。
まだ仮始動ではありますが、慣れないことで悩む時もモチベーションを思い出させてくれるのは、この思いの詰まった社名とロゴマークがあるからです。
ブログと4コマは隔週で更新予定、内装設計のあれこれ、猫についてのあれこれ、などなどを発信してまいります。
前進するDYELINEを、どうぞよろしくお願いいたします。